■はじめに
本記事では、クリプト便における「接続元IPアドレスを制限する」設定方法について説明します。
接続元IPアドレスを制限することで、特定のネットワークからのみログインを許可し、不正アクセスの防止やセキュリティ強化が可能となります。
■接続元IPアドレス制限とは
接続元IPアドレス制限とは、指定したIPアドレスからのアクセスのみに限定する機能です。
社内ネットワークや特定の拠点からのみ利用させたい場合に有効です。
■IPアドレス制限の種類
接続元IPアドレス制限には以下の2種類があります。
| 種類 | 内容 |
|---|---|
| 共通IPアドレス制限 | 社内ユーザに共通で適用される制限です ※社外ユーザ・ゲストユーザには適用されません |
| 個別IPアドレス制限 | ユーザごとに設定する制限です ※社外ユーザに適用することも可能です |
※両方を設定した場合、両方の条件を満たすIPアドレスからのみアクセス可能となります(社外ユーザのみ)
■共通IPアドレス制限の設定手順
1 管理画面の【機能設定】>【機能制限】を開きます
2 右上【編集】をクリック
3 「共通IPアドレス制限」を【制限する】にします
4 許可するIPアドレスを入力します
5 適用対象(全社内ユーザ/ユーザごと)を選択します
6 設定を保存します
■個別IPアドレス制限の設定手順
1 管理画面の【ユーザ設定】を開きます
2 対象ユーザを選択します
3 ユーザ詳細画面で「個別IPアドレス制限」を【制限する】にします
4 許可するIPアドレスを入力します
5 設定を保存します
■入力形式について
IPアドレスは以下の形式で設定できます。
なお、複数指定する場合は改行区切りで入力します。
| 指定方法 | 例 |
|---|---|
| 単一指定 | 198.51.100.1 |
| 範囲指定 | 198.51.100.0-198.51.100.255 |
| CIDR表記 ※ | 198.51.100.0/24 |
※IPアドレスをCIDR表記する場合、ネットワークアドレス・ブロードキャストアドレス相当の2IPは、許可IPアドレスから除外されます。
ただし、/31、/32を指定する場合には、除外されるIPはありません。
例)198.51.100.0/24 → 「192.51.100.0」および「192.51.100.255」は除外されます。
■接続元IPアドレス制限の注意事項
・グローバルIPアドレスのみ設定可能です
・IPアドレスはIPv4形式で入力してください(IPv6には対応していません)
・IPアドレスが変動する環境では利用できません
設定内容に誤りがあるとログインできなくなる可能性があります
・設定前に現在の接続元IPアドレスを確認してください
また、設定後は必ず接続テストを実施してください
■活用のポイント(運用観点)
接続元IP制限
・社内ネットワークからのみ利用させる
・VPN経由のアクセスに限定する
・特定拠点のみアクセス許可する
セキュリティ強化
・不正アクセスの防止
・情報漏えいリスクの低減
・運用ポリシーの統一